「昆虫分類学の新たな挑戦」というタイトルで、生物多様性情報学・データベース、DNAバーコーディング、バイオミメティクスと、新しいアプローチでのプロジェクトが紹介されます。DNAバーコーディングの生みの父、Paul Hebert博士が来るというのが一番の目玉でしょうか。
気になるのは、発表趣旨の中にある「DNAバーコーディングをはじめとする世界的な潮流に乗った情報基盤プロジェクトに、早急に参画すべきである」という文言。世界では着実にプロジェクトが熟し実用段階に入りつつあるのに、日本だけどんどん取り残されている過程を見てきた人間としては、ちょっと忸怩たるものがあります。
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