生物多様性情報学の出張所

生物多様性情報学関係のあれこれを中心に扱います。「生物多様性情報学の情報交換の場」の投稿の抜粋中心。

2014-01-01から1年間の記事一覧

イギリス自然史博物館のデータポータル雑感(後編)

イギリス自然史博物館データポータルの感想の続きです。こんどはシステム周りをみていきます。前編はこちらから。 イギリス自然史博物館のデータポータルの特徴として、オープンに開発が進められているソフトウェアを多く取り入れていることがあげられます。…

イギリス自然史博物館のデータポータル雑感(前編)

つい先日、イギリス自然史博物館データポータルのベータ版が公開されました。データポータルは至ってシンプルで、データセットを選んで検索し詳細をみるというものですが、いろいろ詳しくみていくと、さすがの出来映えだなあと思うところが色々ありましたの…

ナショナル・モス・ウィークの登録システム追記:ライセンスについて

ライセンスのことを書き忘れていたことに気づきましたので追記です。 今回の日本版ナショナル・モス・ウィーク登録システムでもう一つ気をつけたのがライセンスです。ここでいうライセンスとは、著作権が誰にあるのか、誰かがそれを再利用したい時にはどうす…

日本版ナショナル・モス・ウィークの登録システムに関するメモ

日本版ナショナル・モス・ウィーク 登録システム:http://submit.nationalmothweek-jp.net/ 7月19日から27日まで、蛾のイベントをやったり写真を撮ったり共有して楽しもうという世界的なイベント「ナショナル・モス・ウィーク (http://nationalmothweek.org/…

「DNAバーコードデータベース」を公開しました

「DNAバーコードデータベース」http://db.jboli.org/ 「DNAバーコーディング」という言葉、聞き慣れない方もいるかもしれませんが、DNAの決められた塩基配列(「DNAバーコード配列」などと呼ばれます)の情報を使って生物の種を同定するテクニックのことです…

「名古屋議定書に関する意見交換会」に関するメモ

生物多様性条約の第10回締約国会議、いわゆるCBD COP10の成果である名古屋議定書の一つの大きなポイントが、「遺伝資源へのアクセスと利益配分」(Access to Genetic Resources and Benefit Sharing: ABS)への具体的なアクションを取り決めたことです。その…